全身の症状に対して~心身一如で全身を調える

不定愁訴は身体のサイン

不定愁訴とは様々な身体的な不調が自覚されているのに、検査を受けても特に異常が見られなかったりして、症状の原因が特定されない状態のことです。
  • 妙にイライラする
  • 疲れやすい
  • だるくて横になりたくなる
  • 頭が重い
  • 胸が苦しい
  • めまい
  • のぼせ、火照り
  • 息切れ
  • 手足が冷たい
  • よく眠れない
  • 朝起きた時に疲労感がある
不定愁訴とされる症状はさまざまです。
検査で異常が見られないので、精神的な理由、あるいは自律神経失調、更年期障害だと言われることが多いです。

このように、何となく調子が悪いという自覚症状があって、病院で診てもらっても特に異常はないということで、鍼灸を試してみようという方が多いです。

不定愁訴であっても、症状があるのであれば、それは身体のサインです。
忙しすぎて身体が悲鳴を上げているのかもしれません。あるいは持続的なストレスが症状としてあらわれているのかも。
いわゆる「未病」のサインとも言えるでしょう。
鍼灸は、こうした身体の声に耳を傾ける治療です。

患者さんの感じている、主観的な訴えを詳しくお聞きして、身体の辛い部分をよく診させていただき、脈や舌の状態と照合することで、東洋医学的な判断をいたします。

更年期症状、男性更年期

女性の更年期に伴う多種多様の不定愁訴を更年期症状といいます。
のぼせやホットフラッシュなどがよく知られています。

体内のホルモンバランスの変化が深く関与していると言われています。
男性でも加齢に伴う体内環境の変化があり、男性更年期というものがあることが近年注目されています。

更年期症状、男性更年期はホルモンバランスの影響だけではなく、精神的な要因も大きいと言われています。
仕事や家族のことなどで大きな責任がかかってくる年代でもあります。

何となく不調があって、釈然としないという不定愁訴は東洋医学的に解釈することができます。
陰陽、五臓六腑、氣血のバランスの崩れを調整することで、辛い症状の緩和にお役立ちできます。
ぜひ一度鍼灸治療をお試しになってください。

全身を調える鍼灸治療

鍼灸治療の効果は
  • 氣を通ずること
  • 全身を調えること
にまとめられるのではないかと思います。

身体の不調のある部分は大概、氣が不足していたり、滞っていたりするものです。
「不通則痛、痛則不通」という治療原則があるのですが、特に痛みのある場合は氣の滞りがある場合が多いです。

患者さんの状態を診て、氣の状態を判断するのは鍼灸師の技量です。
検査をして数字に表れるようなものとは違います。

氣というのは東洋医学の概念であって、少なくとも現時点で科学的に証明されているわけではないのですが、それでも治療をして、氣が通るようになると辛さが嘘のように消失することがあります。

不定愁訴、自律神経失調症、更年期症状、男性更年期などは慢性的な症状です。
こうした症状に対しては全身の調節が必須です。

また東洋医学独特の考え方になってしまいますが、鍼灸においては生命活動は陰と陽、五臓六腑のバランスによって成り立っていると考えています。

イライラや不安などの精神的な問題も、心身一如で肉体との相関関係、バランスが原因になっているとしています。

そして、鍼灸のすばらしい点は、全身のバランスを調える効果がとても強いことです。
帰来堂鍼灸療院では、局所の対症治療だけでなく、必ず全身を調える鍼灸治療を行います。