先日Facebookで「アフリカゾウの涙 Tears of the African Elephant」というページで「巨大な牙もつ50歳のゾウ、密猟者に殺される」という記事を目にしました。

記事には
アフリカゾウの中でも数少ない巨大な牙を持つゾウが、ケニアで死んでいるのが見つかった。密猟者の手によって殺されたと見られる。(中略)アフリカゾウの中でも、地面につくほど長く成長した牙を持つゾウは、「タスカー(英語で牙を持つ動物という意味)」と呼ばれている。だが、その立派な牙のおかげで、密猟者に狙われやすい。今では、アフリカのタスカーは25頭しか生存していないと考えられており、そのうちツァボ・トラストが今年1月に確認できたのはわずか10頭のみだった。
とありました。悲しいニュースです。

アフリカゾウの涙」は日本のNPO法人とのことで、専務理事 共同創立者の獣医師滝田明日香さんのことは雑誌Big Issueの連載などで読んだことがありました。

ケニアには意外に(?)日本人が多く、滝田さんのように大変な役割を担っていらっしゃる方も多く、頭が下がります。

タスカーが「地面につくほど長く成長した牙を持つゾウ」という意味だということはこの記事で知りました。

アフリカ支援 アサンテ ナゴヤのキャンプに参加した方なら、この記事を読んで、密猟の問題に心を痛めると同時にこの「タスカー」という単語に反応するはずです。
なぜならタスカーと言えば「Tusker Beer」だからです。

なかなか素敵なラベルですよね。
初めてケニアに行くときにガイドブックを買って、ケニアではタスカービール、それ以外はダメと書いてあるのを読みましたが、現地では他のビールは見た覚えがありません。

ケニアはイギリスの植民地だったせいか、あるいは冷蔵庫が普及していないせいか、ビールもイギリス風に常温で飲むのが一般的であるようです。
私たち日本人は、一日の疲れを癒すのにぬるいビールなど飲んでいられない、ということでスーパーで氷を買って冷やして飲んでいます。(その作業はそれなりに大変で、お役を引き受けてくださっている方には感謝しています。)

緑色のボトルのモルツもあり、そちらの方が人気で、さりげなく取り合いになったりもしていました。
値段は日本よりはもちろん安いです。正確な金額は忘れましたが、ネットで調べると500mlで140円くらいとのことで、現地の人たちの収入を考えると決して安くはありません。

ケニアというのは旅行者にとってあまり割安感のある所ではないように思いました。私たちがいつも高級スーパーで買い物をしていたからかもしれません。もちろん安い宿、安い食事などもあるのは知っていますが、そうしたところは治安に問題がありますから、私たちは決して近寄りません。

食事はこんな感じです。

これはナイロビのホテルで、観光客向けとしては中級クラスです。
味はまあ悪くありません。ホテルの頑張りはいつも感じていますね。

タスカービールの写真を見るとケニアを懐かしく感じます。
日本でも購入可能だとは思いますが、試したことはありません。