2017年7月20日日経新聞夕刊の記事『はり・きゅう どんな効果?』腰痛や頻尿症改善も/心拍数・血圧を適正に

こんにちは。
帰来堂鍼灸療院の坂光です。

7月20日の日本経済新聞夕刊に『はり・きゅう どんな効果?』と題する鍼灸治療についての記事が掲載されましたので、ご案内いたします。

はり・きゅう どんな効果?
腰痛や頻尿症改善も/心拍数・血圧を適正に
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO19038830Q7A720C1NZBP00/
2017/7/20付日本経済新聞 夕刊

 

記事の冒頭には
海外で日本のはり・きゅうへの関心が高まっている。世界保健機関(WHO)もはり・きゅうを含む東洋医学の考え方による新たな病気の分類手法を検討中だ。体のバランスを整え、病気からの回復機能を高めるというが、日本の伝統医学にもかかわらず、よく知られていないことも多い。どのような治療で、どんな患者に向いているのだろうか。
とあります。

世界保健機関(WHO)やアメリカ国立衛生研究所(NIH)のような公的機関は鍼灸医療に強い関心を示しています。

海外のサイトではしばしば鍼灸の有効性についての記事が掲載されています。
その1つを以前このブログでもご紹介しました。
鍼灸はどのように不安状態から救ってくれたか – How Acupuncture Helped Me Finally Beat Anxiety

『日本よりも海外の方が鍼灸に対して高い評価を与えているのではないか?』と感じている鍼灸師は私だけではありません。
鍼灸、東洋医学は我が国で長い歴史を持つ伝統医学であり、貴重な文化なのだから、私たち自身がもっと大切にするべきではないかと思いますが、身近なものには逆に価値を認めにくいものなのかもしれません。

はり・きゅう治療の効果があるとされる症状や疾患

記事には「はり・きゅう治療の効果があるとされる症状や疾患」のリストが載っています。
・神経痛など神経系疾患
・関節炎、五十肩、リウマチなど運動器系疾患
・高血圧症など循環器系疾患
・ぜんそくなど呼吸器系疾患
・胃腸炎など消化器系疾患
・糖尿病など代謝内分泌系疾患
・ぼうこう炎など泌尿器・生殖器系疾患
・月経不順、更年期障害など婦人科系疾患
・耳鳴りなど耳鼻咽喉科系疾患
・眼精疲労など眼科系疾患
・小児神経科系疾患
(日本鍼灸師会の資料より)

このように幅広い症状や疾患に対して、鍼灸治療でお役立ちできる可能性があります。
健康維持・増進、検査をしても異常が表れない不定愁訴、自律神経の調整効果などはよく知られています。

鍼灸院の敷居を高くしているのは、私たち鍼灸師の責任だと思いますが、
ぜひ様々な可能性のある鍼灸治療を試してみてください。
お待ちしております。