一般社団法人健康美容鍼灸研究会(健美会)主催の『 美容鍼灸2日間集中実技セミナー』に参加いたしました
こんにちは。
帰来堂鍼灸療院の坂光です。
美容鍼灸については先日ブログを配信いたしました。
美容鍼灸への取り組み~東洋医学本来の「健美同源」の思想
この度、連休中の5月3日、4日の2日間に亘って開催された『美容鍼灸集中実技セミナー』に参加させて頂きました。
きっかけはFacebookで北川毅先生にお友だち申請をさせて頂いたことです。
北川先生は大変高名な方なのですが、とても気さくに私とやり取りをして下さり、セミナーへの参加をお誘い下さいました。
これも以前ブログに書きましたモクサアフリカ の伊田屋幸子さんから、アフリカ支援 アサンテ ナゴヤでの私の活動についてお聞きになっていたようでした。
中医学と美容鍼灸
今回のセミナーで一番印象的だったのは、北川先生が中医学を追及してこられた鍼灸師であり、北川流の美容鍼灸とは中医学の思想をベースにしたものだということでした。
北川先生はブログにセミナーについて【「鍼灸エステ」ではなく「美容鍼灸」の技術を習得したい方にお薦めします】と書かれています。
「鍼灸エステではなく美容鍼灸の技術」というフレーズにはぐっとくるものがありました。
10年ほど前でしょう?北川先生は、美容鍼灸を始められたころから「健康であることで美しくなる美容鍼灸」ということで提唱されていましたので、東洋医学を大切にされている先生だということは存じておりました。
今回セミナーを受講して、私が想像していた以上に中医学を研究されていて、中医美容学などから美容鍼灸を考案されたということがわかりました。
美容とは別に今回、腰痛の方への火鍼も見せて頂くことができ、大変勉強になりました。
師匠である横山瑞生先生とのつながり
今回の嬉しい驚きは、北川先生と私の師匠横山瑞生先生とのつながりがわかったことです。
美容鍼灸は鍼灸師から最初からて温かく受け入れられたというわけではありませんでした。
私はその時の空気のようなものをよく覚えております。
そんな時に「それは面白い」ということで背中を押された方の1人が浅川要先生だったとのことでした。
浅川要先生は私の兄弟子にあたる大先輩なのです。
何となく、師匠が私と美容鍼灸の縁を結んで下さったような気がいたしました。
師匠とは本当にありがたいものです。
美容鍼灸への取り組み
私は10年近く前に北川先生のセミナーを受講したことがあります。
その時に得た知識をもとに、帰来堂鍼灸療院でも美容鍼灸を行ってきました。
とはいえ、きちんとメニューに入れているわけではなく、ご要望のあった方に施術をさせて頂いている程度です。
それでも美顔の効果はあり、患者さんには喜んでいただいております。
今回は美容鍼灸を帰来堂鍼灸療院のメニューに入れて、もっとしっかりと取り組んでいくことを念頭に置いて、セミナーに参加しました。
最近では鍼灸院のメニューに美容が入っているのは当たり前のようになっていますが、かつてはそうではなく、私にとっては美容鍼灸をすることには逡巡がありました。
今回『集中実技セミナー』を受講して、創始者である北川毅先生のお考えがよく理解できました。
それは帰来堂鍼灸療院としても大いに賛同できるものです。
また、正直「今さら…」という気持ちもあるのですが、これまで私が勉強してきた中国針の技術が生かせるということもわかり、帰来堂鍼灸療院として取り組むべき課題ではないかと思うようにもなりました。
今後よく検討して、帰来堂鍼灸療院での美容鍼灸を展開していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
井戸を掘った人を忘れない
有名な中国のことわざに「井戸を掘った人を忘れない」があります。
日本における美容鍼灸は北川毅先生が創始者です。
そして、北川先生は日本の美容鍼灸を海外に向けて発信したパイオニアでもあります。
少なくとも日本の鍼灸師はそのことを忘れてはならないと思います。