プハン始めました
プハンと聞いて、すぐに何のことかわかる人がどのくらいいるのかわかりませんが、この写真を見ての通りプハンとは吸い玉のことです。
カッピングといった方がわかりやすいかもしれません。
韓国ではプハンというのですね。
日本ではすいふくべといいます。
中国では吸角とか抜罐療法といったりします。
鍼灸と並ぶ古代からの療法なわけですが、西洋でも行われていました。
というか、ヒポクラテスも行っていたそうですし、相当古くから広まっていたようです。
「引き算健康法」で毒を出す
プハンのすばらしいところは、引き算の健康法であるということです。
世間で、身体によいとされている健康法や食品のほとんどは身体に何かを加えるものです。
身体に足りない栄養素や薬品を加えて、その外から入れたものの力で健康になろうというものです。これはつまりは「あなたの身体はそのままではダメだ」というメッセージを伝えているということになるのではないでしょうか。
プハンはそうではありません。身体に何かを加えるのでなく、「毒を出す」ことによって、生命力を引き出すのです。
自分自身の生命力を引き出して、毒を出し、さらに生命力を輝かせていく。
「冷え取り健康法」にもつながるすばらしい療法だと思います。
温かくて気持ちの良い着火式プハン
今回帰来堂で導入したのは「着火式」のプハンです。
これは火をつかってプハン(カップ)の内部を減圧し、その陰圧によって吸うというものです。
着火式ならではの温かさがとても心地よく、施術後には全身の血流がよくなったということを実感していただけることでしょう。