田中健さんのすくすく日記

中日新聞4月3日掲載「すくすく日記」

こんにちは。
帰来堂鍼灸療院の坂光です。

中日新聞のコラム「すくすく日記」をご紹介します。
俳優の田中健さんが娘さんの小学校で開催された「二分の一成人式」に出席されたときのことを書いた心温まるエッセイです。

娘の将来の夢は鍼灸師になることです

子どもたち全員がなりたい職業を発表し、他の児童が野球選手やテニス選手になる夢を語る中、
田中健さんの娘さんの将来の夢は鍼灸師になることなのだそうです。

私は30歳になって鍼灸専門学校に入学したのですが、その時には「大学まで出て何故鍼灸師に?」という反応も受けました。「盲人の職を奪ってはいけない」と言われた鍼灸師の友人もいました。

その当時と比べると時代の変化を感じます。

田中健さんの娘さんは、鍼灸治療を受けたり、家庭で両親にお灸をしてあげたりした経験から鍼灸に関心を持つようになったとのことで、すでに身体の仕組みを学ぶことを始めていて、文章力をつけるために日記をつけたり、海外に広めるために英語を学ぶこと」もしているとのことです。

鍼灸師になるということが、このように海外に文化を発信することと関連付けて意識されているというのはとてもうれしいことです。

発表後、保護者の方々から「娘さんが開業したら家族で伺います」と声がかかったとのことで、「鍼灸師になりたい」という夢が温かく受けとめられた様子が察せられます。

私も鍼灸文化発信の一翼を担えるよう、田中健さんの娘さんを見習って文章力と英語力の向上に努力したいと思います。