実践ビジネス英語2017年11月放送『Curiosity Killed the Cat?〜好奇心と感性』

こんにちは。
帰来堂鍼灸療院(千種区池下)の坂光です。

11月に投稿したブログ「肺は悲しみの臓器~”Care killed the cat”:心配は身の毒」に続いて、再度実践ビジネス英語2017年11月放送『Curiosity Killed the Cat?〜好奇心と感性』を取り上げたいと思います。

11月30日(木)放送の”Curiosity Killed the Cat? (5)”では好奇心の重要性について述べていて、“The important thing is not to stop questioning. Never lose a holy curiosity.”(大事なことは疑問を持ち続けることである。神聖な好奇心を決して失ってはならない)というアインシュタインの言葉を紹介しています。

この写真はAskideas.comよりお借りしました。

愛の反対は憎しみではなく無関心

本文の中で
”It’s good to be curious about people outside our usual social circle. We become better able to understand folks with lives, experiences and world views that may be very different from ours.

『普段付き合っている人たちとは違う人たちに興味を持つことは良いことです。私たちとは大きく異なる生活、体験そして世界観を持っているような人たちのことをより良く理解できるようになります。』
というセリフがあります。

異なった社会、文化に属する人たちと上手くやっていくためには、その人たちについて関心を抱き、知りたいと思う気持ちが必要でしょう。「何であんな黒いのが」ではありませんが、『愛情』の反対語は『無関心』ですので、好奇心のないところに愛情は生まれないのではないでしょうか。

Xenophobia:ゼノフォビア、外国人嫌悪

語句の解説で
Worldview: The way we see the world.The perspective we have for seeing and interpreting the world.
You could have a xenophobic worldview.Or, you could have a liberal worldview.(ブログ「ビジネス英語ディクテーション」より)

【世界観:私たちが世の中を見る見方。私たちが世界を見て、解釈する際の考え方。
あなたは外国人嫌いの世界観を持っているかもしれないし、リベラル(進歩的で寛容なこと)の世界観を持っているかもしれません。】
とありました。

Ms.Heather Howardはここで”世界観”の例文として、xenophobicとliberalを挙げています。
在日アメリカ人であるヘザーさんはやはりxenophobiaについては敏感なのかもしれません。

昨今の様々な議論について、右翼と左翼、リベラルと保守という対立軸で語られることがよくありますが、これらの言葉の定義は曖昧であり、それぞれの立場を的確に描いているのかどうかもよくわからないことがあります。

SNSなどで炎上する議論に関してはxenophobiaとliberalの論争に過ぎない。
これは杉田敏先生とヘザーさんからのさりげないメッセージなのではないか?と深読みしてしまいました。
実際、「嫌悪する側」と「理解しようとする側」の対立ということで説明がつくケースも少なくないと大いに納得してしまいました。

Wikipedia『外国人嫌悪』