こんにちは。
帰来堂鍼灸療院の坂光です。

論語に「知るを知るとなし、知らざるを知らずとなす、これ知るなり」という言葉があり、鍼灸医学の道に入って以来大切にしてきました。
「知っている」といっても全てを完全に知っているということはないわけで、「知っていることについて知っている」ということです。「知る」ことに謙虚でありたいと思います。鍼灸師として医学を学ぶ時にこのことを意識してきました。

少し前になりますが、3月の実践ビジネス英語「Money Matters」第6回、杉田先生とヘザー・ハワードさんのディスカッションの中で下記の発言がありました。

I did ask once if we were middle class, and I’ve always liked my mother’s answer.
She said, “Class is a state of mind, not money.
We are upper class. If you try to be a good person, and dedicate yourself to knowledge
and understanding, you are upper class.” (ブログ「ビジネス英語ディクテーション」より)

「うちは中流なの?」と聞いたことがあります。その時の母の答えが私はとても好きなのですが、
母は「階級と言うのはお金ではなくて、心の有り様のこと。私たちは上流です。いい人間になろうとして、知ることと理解することに時間をかけて努力しているなら、それは上流ということです。」

ヘザーさんのお母様はいいお母さんですね。
娘に対して素晴らしいメッセージを与えていて、それがヘザーさんを今も支えているのだろうと思います。

最近はインターネットのおかげで情報を得ることがとても簡単になりました。
その分、知るということについて、ついつい粗雑に考えてしまいがちです。

“Dedicate”とは「完全に捧げる」という原義を持つ言葉で、”dedicate oneself to”は『人が、ある活動に「専念する」「その活動を重要と考え、多くの時間と努力を注ぐ」ことを含意する。』ということです。(weblioより)

”dedicate yourself to knowledge and understanding”とは生涯を通じて、物事を知り、理解しようと言う姿勢を保つことでしょう。

反知性主義ということが言われ、平気で暴言を吐く風潮の昨今、知ることの意味を改めて考えてみたいものです。